モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

サバ アタトゥルク

酔っ払ったときに書き留めておいたメニューアイディアリストに「サバ アタトゥルク」と1行あった。一体どんなものだったのか。多分、サバの水煮缶、トマト、クミンシードあたりで作るなにかなのであろう。勝手なトルコのイメージでこの名前になったんだと思う。

 

ということで、サバ アタトゥルク探求、まずは試作第一弾を作ってみた(先週のこと)。

 

クミンシードと玉ねぎを炒めて、クタッとさせる。水を加えてレンズ豆を茹でる。トマト水煮を追加(今回は夏にたくさん採れたトマトを水煮以上トマトペースト未満にして冷凍しておいた自家製のものを使った)、サバ缶、ひよこ豆の水煮も入れる。レンズ豆が茹で上がって煮崩れかけてきたらクミンとコリアンダー(いずれもパウダー)を入れて、塩で味を整えて完成。仕上げにオリーブオイルを回してもいい。味はなかなか良かったけど、全体的にスープのような仕上がりになった。多分、つまみにもいいものとしてメモを残したと思うので、もう少し水分のない方向にしたほうがいいようだ。

 

そして、昨日、試作第二弾。ほぼ同じ様な作り方だけど、レンズ豆を必要最小限の水で煮て、煮上がり時には水がほぼ無くなるくらいにして、全体の水分量を減らした。また、第一弾はサバをあまり崩さずサバをメインの料理に仕上げたけれど、今回は結構崩してツナ缶のような扱いにした。

 

見た目はあまり代わり映えしないが、なかなかよい着地点。これで完成と言って良いと思う。水を減らして、全体の水分はほぼトマトペーストからの水分のみなので味も凝縮した感じ。かなり美味しい。味の構成要素として、自家製トマトペーストを使っているところがかなりポイントになっていると思う。甘みと濃さと。市販トマト水煮だともう少し軽い味の仕上がりになってしまうだろう。

 

で、このまま食べてもいいんだけど、たぶんメモを残した当初のイメージとしては和歌山のWineKumanoさんでいただいたツナとチーズのホットサンド風のあれ、あれをイメージしてたんじゃないかと想像し、この様な形にしてみた。

 

 

バッチリ決まった感がある。つまみにも食事にも最高のメニューになった。

 

そして、本日の昼。もう一度同じくホットサンド風でもいいのだけど、折角なので別アレンジ。スパゲティにしてみたけど、(予想通り)これまた完璧のマッチング。

 

ということで、カレーの三日三段活用(カレーライス、カレーそば・うどん、カレースパゲティ)の如く、サバ アタトゥルクも三段活用が可能でかなり潰しの効くメニューとなりそう。

 

なぜサバ缶かというと、「あすけん」つけてるといつもビタミンDが足りなくて、サバ缶食べるとすぐメーターを突き破るくらい摂取できるので、定期的にサバ缶を食べている。サバ缶常食のためのバリエーションとしてのメニュー、というのが話の始まり。

 

サバ アタトゥルクは完全に思いつきの命名で、ググったけど一応ヒットしないから、そういう既存の料理は多分存在しないと思う(当たり前か)。勝手に命名しているけど、特別なことはしていない簡単なメニューだから、既存のメニューとして、ちゃんとした名前で、存在しているかもしれない。まあ、もしそうだとしても冗談・遊びと思って大目に見てください。

 

いや、なかなか楽しかった。