モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

アメリカのバイク整備 その5

無事試走としてのGO/STチェスナッツを終えて帰ってきた。

 

残りの整備をぼちぼちにする。

 

まず。ランダムガス欠症状。うん、思った通り、負圧燃料コックの負圧ホースが外れかかってた。ただ、元から負圧の必要がないので(ダイアフラムの劣化もそろそろ怖いし)、非負圧式に交換。某ショップのオリジナル廉価版、5000円ちょっとのやつ。

 

純正を外す。30年の割に、フィルタは綺麗。タンクの見えないところのサビはそんなにない模様。

 

こちら、廉価版コック。パッと見はなかなか良いのだが...

 

フィルタの成形精度が甘め。まあ値段考えたらベース材料として考えればいいか。自分で軽く削ったり養生して装着。

 

これまたぱっとみ無事装着完了のように見えたのだが... ガソリンが漏れる。作業に問題あったかな?と細心の注意を払って何度か試みるが漏れる。装着時にナットを回していくと分かるのだが、回す時に本体が頭を振るようにぐるぐるブレる。ナットのねじ切りの精度がかなり悪い。モナカ成形のような跡が見えるけど、ネジ溝は切ってあるのじゃなくて、ネジも含めてモナカ成形なのかな?ともかく、そこの精度が悪くて最終的にコックの面が水平に当たらないことが原因で漏れてくるみたい。ガスケットの厚みでもカバーできないくらいに傾いてるんだろうかね。たしかにそれくらい頭振と言うか偏芯というかが見て取れる。

 

純正の方のナットを使用して廉価版コック装着なども試してみたけど、微妙にナット長とコック本体があわないとかあって、結局元の純正負圧式コックに戻す。勉強代5000円。どうも全体的にオリジナル廉価版的パーツ類というものは精度がかなりイマイチの模様。廉価版でもやっぱ米国のドラッグスペシャリティーズレベルじゃないと厳しいのかね。ガスケット類も結局買い直したし、ジェームズのやつに。

 

日本でも簡単に廉価版サードパーティー製パーツが手に入るとバカ面ぶっこいていたけど、いろいろ勘所がありそうだね。まあ、時間と手間(とお金)がかかっても、まだeBayで入手できるあたりはマシだけれども。

 

それから、長距離走って各部オイルが滲み出してきた。

 

まずはステーターコイルの端子のところ。オイル滲みあるあるポイントらしい。納車時の過去にシール材で養生したであろう状況。ただいつの養生かはわからない。既にこの時から兆しはあった。

 

これを綺麗に剥がして、念入りに脱脂して、新たにシリコンシール剤でシーリング。耐熱耐油粘度あたりを考慮してスリーボンドのこれにしておいた。これで様子見ましょう。1年に一回程度のシールし直しで持ってくれれば、まあ全然ありかな。

 

 

エアクリへのブローバイのオイルミスト吹き替えしによるオイルタレも結構してるみたい。これもあるあるのようで、対策品(とはいえエアクリ周り総とっかえ系)も出てるようだが、まあそこまで気にはならないかな(お金もかかるし)。一応、ロッカーカバー内のアンブレラバルブの経年劣化も原因としてあるとのことで、気休めでアンブレラバルブを交換。ジェームズのやつにしたけど、なんか、純正よりも傘の軸部分が短くて、純正のようにガチッと装着できない。そんなに強い圧がかかる場所ではないだろうけど、これ普通に何かの加減で外れないのかな。まあ、そのうち気が向いたら開けて状態を確かめてみよう。

 

真横からとればよかったな。一応装着はできる。引張が足りないのかなと思ってかなり力強く(かつ最新の注意を払って)引っ張り入れたけど、どうかな。

 

 

それから、電装部品ボックスとイグニッションコイルのエンジン振動に共振してのビビリ音がものすごく強い。気休めでイグニッションコイルとコイルカバー(アクセサリのね)との間にゴムシート挟んだんだけど、なんかそういうレベルじゃない。あとより強くなってきた気がする。ので、もっと根本的な部分に防振処理が必要だなーと思ってとりあえず分解したら、結構結構だった。

 

わかるかな。フレームに電装ボックスホルダーとして溶接されている半構造体みたいな極厚鉄板がフレームにそって千切れかけている... これじゃあ共振ビビリもひどいわけだ。特に構造上先端にくっついている(そして重たい)イグニッションコイルの揺れは半端ない。それから、この千切れた鉄のクラック部分も常に揺れてこすれてるから金属音も出るわけだ。

 

時間がある時に友人のところで溶接してもらうのが最終・最適解だが、とりあえずは防振目的なので、厚めのアルミ材が余っていたのでこれにてパッチ状のものを作成し、車の車体用のボディシーラントも余っていたので、防振処理。どうだろう、フレームの湾曲部のリブとして機能してるようでもあるし、そもそもフレーム自体が無駄に無骨だからそうでないような気もするし。こちらも経過を見てみるしかない。ただ、防振自体はめちゃくちゃ効果ありで、静かになった。

 

さあ、これで一通り気になるところは見ることはできた。あとはぼちぼちに順番にいろいろ見ていこう。このあとはブレーキキャリパのシール類、ホイールベアリング、フォークシールあたりを確認したい。DJIのMicがあるので、これで高音質の走行中の排気音だけのASMR動画でも撮りたいなと思案中。一度、テストで録音したところ、排気音の音質はなかなかのものだが、モフモフをつけてもやっぱり風切音がひどいのと、リヤブレーキの引きずり音がするので、3Dプリンターで防風スピーカーホルダーを作成して、リヤブレーキOHして引きずり音を軽減したいと考え中。

 

GO/ST チェスナッツ その2

前回からの続き。

 

早朝、真岡を出発。次のCPとまったく正反対の宿だったので今日は日立方面を目指してひたすら爆走。本日1個目のCPへ。

 

諸々こなして今回の一大イベント?五浦ハム。MTGへの差し入れで食べていたけど、店舗で食べるのは初。特に店舗内で食べれるのではなく、外のキッチンカーで焼いてもらってその場で食べる。そもそも店舗も単なる直売所で色気はほとんどない。日よけがないので完全直射。

 

社屋の西側が影になているのでそちらで立ち食い。油断をしてたら豚ドッグのソーセージがポロっと地面にダイブ。急いで拾って食べたからセーフ。結構ジャリッとしてたけど... 塩分と脂質をたっぷり補給。脂質のおかげで腹持ちが抜群に良い。バイク旅中は助かる。味ももちろん、大変美味しい。値段そこそこするけど十分価値がある。

 

チャレンジは神社の石段。今回のチャレンジは結構控えめだったね。日差しを避けて上りきった神社でCP処理。よせばいいのに。頭のてっぺんとか首筋とか、蚊に刺された。

 

干し芋神社。実は去年、個人的にほんとにこのそばに来ていたけど、この神社は存じ上げなかった。

 

晴れていれば良い眺望だったのだろうけど、日中の日差しと気温、海の冷たい空気の関係でとにかくものすごい濃霧になってしまい、まとわりつく湿気(もはや水気)もすごく這々の体で退散。そして、夕方。もうくたびれてしまったので、今日も一泊して明日早朝ゴールすることに。ありがとうR9。

 

そして翌早朝。無事、道路真ん中お地蔵さんにて1周、ゴール。

 

 

GO/ST総距離は1000kmちょっとだったかな。軌跡はこんな感じ。

 

帰りに塩分補給でラーショ。

 

スタートまでの往復等含めて全部で1500km超。カムシャフトベアリングもいいでしょう。ただ。最後の最後にやや不調。ランダム発生のガス欠のような症状。高速のトンネルで止まったら死んでしまうので、大事を取ってトンネル地帯を避けてほぼ下道で帰った。

 

そして、今回のことを鑑みてさらなる残りのメンテメニューへ(前に示したリストの残り分)。

 

GO/ST チェスナッツ 試走を兼ねて その1

ということで、アメリカバイクの一番の懸念を予防整備したので、試走も兼ねてGO/ST出走。今回は北関東近辺。

 

スタートCPに向かう日時が、仲間の林道ツアー集合時間とほぼ一緒だったのでサプライズで顔出した。オフ車に一台違和感。みんなびっくりしてた(突然現れたから)。しめしめ。狙い通り。

 

挨拶だけして、別れてスタートCPへ。道の真ん中お地蔵さんのところ。どうも今回は、GO/STがメインと言うよりなにかのついでにGO/ST感が強くて余り写真が残っていない...
(試走、友人・知人に会うがメインになっていて)。TheアメリカのバイクがThe日本の田園風景にあるという妙味。

 

大平山(だけ)をゲットして本日いきなり鹿沼の宿にチェックイン。そして、クラフトビール。ここはいいですよー、新鹿沼駅真ん前、トリイ堂さん。店の奥で醸造してる。最近市で推してるシウマイもうまい。

 

その後、2件目、くりたろうで最近推しの鍋。肉鍋?何かの日で花火も見れた。

 

翌日。気を取り直してGO/STへ。足利から餃子屋(定休日)古峯ヶ原、古峯神社。こちらは割と身近。自転車で登ったりもしているしね。

 

その後、日光・霧降高原を抜けて那須方面に少し寄って早めに本日の宿、南会津方面へ。ここらでは完全にオーバースペックなイタリアン居酒屋「ブランシュ」。本日はハンドルキーパーなので飲めないけど、これは絶対白ワインじゃろう。

 

 

 

翌日、友人も納車されたばかりということでちょっと一緒に散歩。友人もウッキウキでよかった。が。

 

走り始めてすぐは抜けるような青空で最高のコンディションと思っていたのもつかの間、那須の山間に入ったら曇ってきて、みるみるうちに霧雨→本降り。頭にきたのでビートルズが無限にかかっているカフェで優雅にモーニング。宇都宮の本店にも行ったことあるけど、本店のほうが断然お得感。雰囲気が。まあしょうがないようね。ターゲットが違うし、諸々違うし。パンや料理の内容は遜色ないよ。

 

そこで友人と別れてGO/ST再開。那須の山を行ったり来たりしながら徐々に東へ。

途中、電柱にフクロウのCP。ここはThe里山って感じでよかったなー。でもこの時でも既に暑かった。

 

 

この日も早々にGO/STはおしまいにして宿へ。本日は真岡市へ。はっきり言って次のCPの真逆に舵を切る。CPがどこであれ、真岡に知り合いの店があって久しぶりなので顔を出すというのが主目的。

 

北関東をふらついていて助かるのはR9が点在していること。おかげで宿難民の心配がほぼない。ということでチェックイン。部屋前にバイクが止められてバイク民との親和性が非常に高い。

 

シャワー浴びてさっぱりしてからいざ。ついに来たわよファンキーなマスターがやっているファンキーで美味しい店、益子屋さん。鹿沼にお店があった時によく行っていたお店。引っ越ししてたのはついこの間と思っていたけど、マスターと話してたらもう3年目になるって。早いなー。

  

 

サクッと挨拶して帰ろうと思ってたけど、代わる代わる入ってくる常連さんと毎回話し込んでしまって深酒してしまった...(マスター濃いめに作るし)

 

次回に続く

 

 

アメリカのバイク整備 その4

その3からの続き。

 

本丸、カムシャフトベアリングの確認・交換。買ったこのバイク、整備記録として過去にシリンダーのベースガスケット交換という履歴がある。そんなことをやるくらいだから、あわよくばついでにカムシャフトベアリングも交換されていないかなーと淡い期待。

 

いずれにせよ、ばらして確認作業は必要なので、早速ばらしていく。このバイク、タンクを外すのにガソリンを一旦全部抜かないといけない。これもまあまあやべー仕様だよね。タンクのデザイン的に左右にタンクが別れちゃってる感じなので、無理やり左右を底部でホースで繋いである(フレームを跨いで)。だから、タンクを外すにはホースを外さなくちゃいけなくて、当然ガソリンを全部抜かないのとホースは外せない。ガソリンがジャジャ漏れるからね。これなんか、良い解決ないのかね。タンク交換以外で。

 

まずはロッカーカバーを外す。背低のヘックスを一応用意したけど全然はいらないので自分でディスクグラインダーでカットしてスーパーロープロファイルヘックスを作成。ごめんね、TONEさん。

 

これをカットして

 

これくらいに。

 

それでも一本はずれないので、フロントのエンジンマウントを外して目一杯エンジンを下げる。

 

これで作業性は悪いなりになんとかロッカーカバーボルトが外せたので、作業が進められる。プッシュロッドまで外す。リヤバンク、フロントバンク、IN、EXでそれぞれ長さがバラバラなので4色の色分けで個体識別という。このへんもほんと、お国の違いなんでしょうね。いや、色分けがってんじゃなくて、そこ4個バラバラなのかよ...みたいな。決して文句じゃなくて、そもそもの発想の違いと言うか。

 

 

さて、カムカバーを開ける。こちらはいたって簡単。ネジ外すだけ。

 

さあ、いよいよベアリングとご対面。

 

まあ、そんな都合のいい話はないよね。ダメベアリングだった。

(友人のケースだけど某男爵店で「タイヤ新品にして納車しますね」、タイヤは新品になったけどチューブは云十年前のままだったから、ある時エア確認しようとバルブ触ったらポロってなって、出先じゃなくてよかったーという話もあるしね。言ったこと言われたこと以上の「ついで」ってのはあまりない模様。そりゃそうだよね)

 

だが大丈夫。まあ想定していたので、SSTもベアリングも既に準備済み。

SSTはいろいろ吟味してMBS Manufacturingのやつにした。一番コスパ良さそうだし、説明や諸々が好感持てたので。eBay経由で購入。2週間位で届いたかな。工具とベアリングセットで販売していてくれるのでとても助かる。$130プラス送料。他にタペットリフターブロックのアライメントボルト$19も注文して、総送料が$40。総合計$187位。円が弱いからね、ちょうど3万くらい。日本のショップで買うよりは安いと思う。結果、精度的には十分だったし。精度100点満点とは言わないけれど。十分。

Mbs Manufacturing

 

早速、プーラーで古いベアリングを引き抜く。

 

 

無事引き抜き完了。状態はそんなに悪くはなかった。ニードル一本取れちゃってるのはプーラーで力をかけたからだと思う。面全部がニードルになっているのがちゃんとした方のベアリング。

 

さて、次はベアリングの圧入。これも、原理としては非常に単純。合成十分で位置精度が十分なプレート&ネジでねじ込みながら押し入れるだけ。

 

 

無事圧入完了。欲をいうとあと0.1~0.2mmくらい押し込みたいけど、治具の精度的にこれ以上は無理そうなのでやめておく。

 

 

全てを組戻していく。この時、タペットリフターブロックの位置の中心出しが必要で、このようなテーパーのボルトで位置を決める。なんかこの辺もプッシュロッドの4本サイズバラバラの話と同じ感じを受ける。もっとスマートな作りができそうだよな、と。ともあれ。位置決め用のテーパーボルトさえあればまあ作業は別に手間でもなんでもないし。テーパーボルトを対角に2本入れて締め込んで、綺麗に位置を出して、本ボルト2本で固定して、テーパーボルトを外してそこにもう2本、本ボルトを入れる。

 

カムシャフトベアリング交換、これで一番の杞憂が取り除かれた。そして、なんとかGOSTに間に合った

 

整備そのものはまだ続く

 

 

 

 

 

アメリカのバイク整備 その3

その2からの続き。

 

キャブの清掃とガバナーの交換でアイドルハングはほぼ解消された。こうなってくるとダイナSの点火タイミングも全然信用できないので、取り直す。所謂スタティック調整して、そこからベースプレート外周の距離ベースで1.6mmほど遅角(約5度相当)。これで様子を見てみる。タケタ感を強めるにはもう少し遅角したいところだけど。「タケタ感」は勝手に作った造語。所謂「三拍子」や「ポテト」のことを言ってるけど、だって実際には三拍子ではないし、ポテトでもないし。

 

さて次。エンジンのラバーマウント交換。前後にあるんだけれど、どっちもゴムがちぎれて落ちてしまっている。だから、路面のギャップ拾うとマウントあたりから「ガチャン!」という感じで硬質なノイズと振動。ちょうどグリーチングを乗り越えたときのような感じ。これも結構やべーと思うよ。交換作業自体は難しくないけど、特にリヤは工具が入りにくい。ドライブベルトカバー外したりタンデムのステップ外したり、色んなものを外さないとアクセスできない。それから、うまいことエンジンをジャッキで保持しないと正しく装着できないので注意(多分力技で外せるけど、その後どうにもならなくなる)。

 

 

フロントは圧倒的に千切れている。

 

リアはマシではある。

 

当然純正なんて出ないから、こちらはドラッグスペシャリティのリプレイス品。さて、これでどれくらい持つものやら。ともかく、ゴチンゴチン感はなくなった。

 

ヘッド&テールのバルブをLEDにして消費電力はかなり抑えたけれど、アイドル時のインジケーターランプ等の明滅は直らない。うーん、やっぱレギュレータ換えるか、ということで交換。AI3賢者によれば、5万くらいするいいやつがあるらしいが、ちょっとそこまで予算ないからツインパワーのリプレイス品で。ブラックよりクロームのほうが少しお安かったのでクロームに。

 

これは顕著に効いた。アイドル時の危ういインジケーターの明滅がなくなった。よしよし。

 

そして、いよいよ本丸のカムシャフトベアリングの確認・交換。エボ ビッグツインの唯一(?)の泣き所。いや絶対唯一じゃないと思うよ... エボBT中~後期はコストカットでベアリングがしょぼいものに変えられてしまっていたそうで。ハーレー社もずっと順風満帆というわけではなく、経営改善で横槍が入ったタイミングでそういう事が起きたとかなんとか。

 

これは、まあまあ重整備。でも、これは車体購入前から調べはついていて、交換作業も当たりをつけてあって、これをやること前提で車体購入したので目星や準備はできている。まあ普通は自分でやろうとは思わないか。しかも買ってきたバイクにいきなり、ね。

 

カムカバー外してカム周りへのアクセスはなんちゃないけど、カムを外してなんだかんだするにはプッシュロッドを外さないといけない。プッシュロッド外すにはロッカーカバー開けてロッカーアーム外して...ってことで結局ロッカーカバーを外さないといけない。そしてロッカーカバーを外すネジがフレームの真下に来てるのでネジが外せない。正攻法ではエンジンを下ろして、エンジン単体で整備しなさいということなんだけど、それもそれでナンセンス。調べてみると、みんな工具を工夫してなんとか頑張るみたい。ダイナシリーズでもモデルによってはネジとフレームのクリアランスがそこまでシビアじゃなくて楽に外してるケースもよく見受けられる。自分のスーパーグライドは多分一番つらいモデルじゃないかな。ほんとにクリアランスない。ここまでが準備で、ここからさらにSSTを使って旧ベアリングを外して、更に新ベアリングを圧入。気が遠くなってくるでしょう。まあ普通は店に任すよね。でもやった。自分でもホント馬鹿だと思う。

 

ということで、本作業は次回、その4へ。

 

 

アメリカのバイク整備 その2

前回からの続き。

90年代ではETC、スマホ、USB機器など、バイクにもこんなに電気が必要になるとは誰も想像していない。またLEDバルブもない時代。なので、まあこのバイクに限らず発電量がギリギリなのはあたりまえ。なので、省電力化ということでヘッドライトとテール(ブレーキ)ライトのバルブ交換。ほんとはウインカーもLED化がいいのだろうけど、このバイク、ウインカーキャンセラーがついているので(これはホントいらないんだけど。精度も微妙だし)、単純にLEDバルブ交換ができないので見送り。ヘッド&テールだけでもかなりの省電力になるので。

 

 

ヘッドライトはH4バルブなので、汎用品で行ける。PIAAとデイトナで迷ったけど、バイクなのでデイトナに。でも寸法が結構ギリギリだった。これならPIAAだったかなとも思う。寸法図的にはPIAAの方が若干短かったから。

 

ロットや輸出先とかで微妙に違ってくるんだろうけど、うちのはこのようなゴムカバーがついてて(灰緑色のやつ)、これ分5mmくらいライトハウジングの後にぶつかっちゃう感じ。なので、このゴムカバーを外して運用することに。このゴムカバーも密閉度があるわけではなく、なくてもいいということにした。

 

テールは、テール&ブレーキの他にナンバー灯にもなるので、白色LEDだとナンバーが白く明るすぎる事になるそうで。あるいはテールがピンクになるとか。赤色白色の2色LEDなんてのも出ているが、明るさ目的ではなく省電力目的なのでうまいことスタンレーから白熱球色っぽいLEDバルブが出ていて、これにしたらレトロな雰囲気も壊さずバッチリ。

 

次に点火系。納車時には言及されなかったけど、これ多分ダイナS入ってるんじゃないかなと思ってカバー外したら、やっぱりダイナSが入ってた。

 

で。ガバナーがちゃんと戻らない。冷間時は完全に戻らない。これがエンジンあったまってくると軸のクリアランスの問題か戻るようになる。清掃グリスアップという問題ではなく、なんか軸がキツイ。経年で軸がすかすかになるなら分かるけど、なんか詰まってる。不思議。ということでリプレイス(参考動画と思ったら動画ファイルはアップできないので、はてぶ)。

 

ということで、次回に続く。

 

 

 

 

 

アメリカのバイク整備 その1

先日の通り、バイクを乗り換えた。納車はされたがやや古いバイクだし、ほんとエンジンかかって車検通ってナンバーついてるだけ、っていう程度。

 

なので、ここから「普通」になるまで黙々とリフレッシュ。今、ローカルにためてある写真を見返しても、まあよくやったなー、自分。と感じた。

 

振り返りリストアップしてみた。

  • ステップのゴム、板バネ
  • キャブ内清掃、フロート室ガスケット(2回)、ニードルバルブ交換
  • パイロットスクリュー全閉だった(なぜ?)
  • ヘッドライト&テールライト LEDバルブ
  • 点火のアドバンスユニット(ガバナー)交換
  • エンジンラバーマウント 前後交換
  • レギュレーター交換
  • カムシャフトベアリング交換(予防整備)
  • ステーターコイル端子オイル漏れ
  • 燃料コック非負圧式に交換(後、純正戻し)
  • コイル・電装品が乗ってるサブフレームの千切れ補修

 

こうやって振り返ると、すげーな...

あと、追加でつい最近、オドメーターだけ表示がされなくなった。対処しないと。

 

まずはとても簡単なところだが重要なところ。

ステップのゴム。これ、中空になっててゴムの柱状のものがあって、ちょっとクッション効果がある作り。だが、30年経つのでそのへんがもうちぎれてボロボロだし、グニュっとずれる感じが相当に気持ち悪い。なので、これをリプレイス。人気文化・車種だからありがたいことにサードパーティー製のリプレイス品が簡単に手に入る。こういう単純パーツは廉価版のサードパーティー製で十分なんだけどね。精度必要なものは廉価版だとだめなケースも多々直面した。この辺が難しいところだね。

 

こちら古いゴム。新しい写真撮ってなかったかな。ほぼ同じ形状でコシのあるゴムに変わり快適そのもの。あと、ステップの軸に入ってる板バネも割れてたので交換。これは、板バネだけ手に入るといいんだろうね。多分汎用品ぽいから探せばありそう。

 

納車時からアイドリングがまったく安定しない。アイドルハング(回転の落ちの悪さ)がまずひどい。常時2000回転回っちゃう。ほんと、最初はアイドルスクリューで誤魔化し誤魔化し帰ってきた感じ。

 

それだけじゃなく、30年ものなので、キャブの中をともかくみてみたくて(ダイヤフラムとかフロート周りとかの確認)開けてみた。

 

キャブ内、汚れはそれなりにあるけど、ダイヤフラム、ニードル、ジェット類はとりあえず大丈夫そう。穴の詰まりも特にひどいものはなさそう。全清掃する。

 

次回に続く。