モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

バイク旅 GO/ST 5060を走ってきた その4

その3からの続き。9/26。04:30に快活をチェックアウト。浜松の朝が割と早くから明けてたので、それならもっと早くてもいいだろうと行動したが、思いのほか真っ暗だった。本日、曇天というのも影響しているようだ。試しに同日(9/25)での日の出を浜松と鯖江で比べてみると5:39と5:46。思ってるより違いはないんだな。ただ、浜松の場合は、日の出前から遮蔽地形がないから実質明るくなるのは早いとは思う。対して鯖江は東側に山だからね。ともあれ、総合的な結果として早く出過ぎた…

 

暗いなか知らない道を走るのは好きではないのだが、しようがない。安全運転で進む(幸いなことにテネレ700のヘッドライトは非常に明るくクリアーで助かる)。走行しているうちにようやく太陽が顔を出す気配。早朝ライドは交通事情的な快適性の他に、この手つかず感の雰囲気があるのでやめられない。中毒性がある。

 

 

さて、めざすCP W ワシは加佐ノ岬(かさのみさき)。静かな県道県道を縫って北上、海際近くまで来たら青看板に東尋坊。急に東尋坊に行く気になって(そんなに遠くないし)、CPと逆方向へ。東尋坊も修学旅行で行っているはずだが、ほとんど記憶にない。散歩していると、真っ白いおしゃれなスーツの人がポーズとってるぞ?平日の早朝から?と思ったらアート像だった(結構本気でビビった。あ、目を合わせちゃいけないやつかなーって)。あまりにも着こなしとポーズが(そしてすまし顔が)ビッと決まってたので一緒に記念撮影していただいた。後でぐぐってみたら、どうやら恐竜博士というらしい。だから、スーツじゃなくて白衣なんだね。

 

写ルンです(フラッシュ付き)」これを筆頭に、そこはかとなく漂う昭和感というか行き詰まり感というか。でも、きっと土日祝日の日中は人でごった返すくらい賑わっているのではなかろうか。

 

東尋坊といえば火サス(勝手なイメージ)。でも実際に下を覗き込むと、遊覧船のりば、とか、〇〇漁協のコンテナとか魚網とか、生活感が抜群なのであまりここで飛び込もうという雰囲気ではなかった。それは寧ろいいことだけれども。

 

案内には東尋坊の地名の由来が書いてあった。気になる人はググってみて。で、結果、現在はその「東尋坊」の名前・場所にあやかって観光資源として活用して多くの人が生活を成り立たせていると思うと、最終的には人々が怪僧・東尋坊(とその怨念)に勝利した、ということでいいんでなかろうか。そう考えると人類はすごいなー(そして寄生獣の田宮良子の言を思い出した)。

 

東尋坊と対?的に看板も出ていた「雄島」(おしま)は、橋の前まで行ってみる。歩きでわたりたいところだが今回はパス。なにせご覧の通りの空模様。油断して雨雲レーダーをみていなかった。

 

ということで、CP Wへ。天気が色々良くないので、このあたりから雨雲から逃げようとして非常に慌ただしい行動となってしまう。灯台チェックイン処理も早々に出発。ここの公園のトイレがちょっと感心した。この規模感だと普通は昔ながらのトイレと思ったら(実際、外観はそんな感じ)、ウォシュレット・ハンドエアタオル完備の快適トイレだった。国定公園という規格になると、とかそういうのあるのかな?

 

次のCP O オオタカ羽咋市方面。馴染み深い羽咋市金沢市内に用がない場合は高速ワープがおすすめとのことなので、そうさせてもらう。何より、この天気…

 

天気はこんなだけれどCP前に、みんなも来てるこちらへ。

 

ご覧の通り、この天気だから人は殆どおらず(すごいのは、この天気なのにストイックにショアフィッシングしている人はそれなりにいた)。

 

今ラウンドは、走りに専念、食事は移動時にエネルギーだけ補給と割り切ったので、タンパク質は魚肉ソーセージ、炭水化物はせんべい。これに水。以上。名物料理・おすすめ料理はたまたま偶然止まったところにあれば摂取するという方針。大変お世話になったギョニソ。

 

ということでCP O、「宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋」到着。見学オススメとのことで、カッパ脱いだり大変だけど見学していこうかなーと思っていたら休館日。残念だったような、諦めがついてよかったような。

 

道の駅のと千里浜にもあったけれど、砂の像活動が活発のよう。こちらも大変精巧にできていた。何より、作品のコンセプトがうけた。星人・宇宙人ということでいいんだよね?みんなは全部わかったかな?自分は大体わかるけど、一部「見たことはある。名前、名前何だっけー」があった。分野偏ることなく、まんべんなくいろんな星人・宇宙人を持ってきているところが非常に良かった(アニメ系ばかりじゃなくて星の王子さま、とか)。

 

次はCP K キツネ、ツインブリッジのとの西側。その前にガソリン補給をと思ったらスタンド横にすしべん!ついに来ました、念願のすしべん!これは嬉しい偶然なので、寄っていくことに。

 

いやーこれは大変良かった。時間も変な時間に行ったので、混雑しておらず、初見でも何も困ることはなかった(店舗ごとに作法がまちまちらしく、ちゃんと利用の仕方のポップがそこかしこにはってあるので落ち着いて店内を眺めればわからないことは殆どない)。おかず、弁当、食事、メニューが豊富。家のそばに1件欲しいし、すしべん1件あれば、あとは何もいらないのではなかろうか。人気メニューということで肉うどんセット。体に染み渡る旨さだった。

 

そして無事CP O到着。登ったところから海を見渡すと絶景らしいが、今日は生憎の天気。あまり良い眺望は望めず。次のCP U ウサギは雨晴海岸。現時間と諸々を考慮し、この時点で本日の宿を元祖定宿の東横INNの新高岡駅新幹線南口を予約。東横INNは基本ネット予約だが、予約前に必ず店舗に電話をしてバイク1台だが駐輪スペースはどうかを尋ねる事をオススメする。新高岡は予想通り、屋根駐輪スペースはないがホテルのちょっとしたスペースに2,3台止めれるとのこと。更に止められない場合は徒歩数分のところに市の駐輪場があるとの案内。最高です。ミステリーツアーのGO/STは宿問題も悩みのタネ(そこが面白いところでもある)。この時点(13時くらい)で宿が確定していると後顧の憂いがなく、心持ちが非常に軽く、このあとの走りにも集中できる。

 

 

せっかくなので、能登島を通って行く。能登島がなにげに好きでキャンプやその他で数えたら7回くらい来てた。因みに能登島Tシャツも持っている。で、走っていて何が好きかって、この感じ(うまく撮れてないけど)。海面と道路と集落とが、ツライチビタビタな感じ。この雰囲気がたまらなく好き(ただし住みたくはない… 荒天のたびに気が気じゃない)。

 

ついで国160。SSTRの帰りに通ってみた道だけど、すごく走り良くて景観も良かったので、今回も走る。そして今回も最高に気持が良かった。E41能越自動車道ができて、地元民・ドライブ民以外は多分、自動車道を使ってしまうんじゃないだろうか。おかげで主要道路だけど、交通量が少なめ。非常に快適道路(バイクだから適宜パスできる前提だけど)。

 

そしてCP U、雨晴海岸到着。実はここも馴染みがある場所。親戚が高岡にいるので、そこをベースにしてよく海水浴に来ていた場所。そんな関係もあって、(快適無料ホテルがあるから)無料キャンプ場(夏季は有料)があるのだけれど使ったことはない。本日はこれにて宿へ向かうことをすでに決定しているので次CP I イヌは明日に。

 

宿に入る前に友人からのオススメ、フレッシュ佐武。いつも通り、あれこれ気になるけどバイク旅&一人旅なので、厳選チョイスで。全体的には思っていたよりも、高級系・意識高い系スーパーだった。

 

そして宿にチェックイン。東横INN会員なので会員料金に加えてアーリーチェックインができる(15時~)。そろそろ洗濯をしたかった、だから早めに宿にインしたかった、滞在時間が12時間を過ぎる、あたりの総合判断で本日は東横INN。洗濯だけなら快活にもあるからね(そして快活の方がランドリー代安い)。因みにこの日は会員料金+ネット決済で5605円。参考・快活15時間4100円なので、東横INNの傑物さも際立つ(バイクバカは朝早いから食べないけど、東横INNは6:30から朝食バイキングが付いてる)。

 

優雅に洗濯をして(通常チェックイン時間後は、乾燥機が結構戦場になる)、フレッシュ佐武を堪能(バイが島根産なのはご愛嬌。やっぱりバイが食べたいじゃない、富山に来たら)。広々ベットで快適に四肢を伸ばして明日に備える。

 

その5に続く。