新潟の上越にお寿司を食べに行こうと出発した。回転寿司の富寿し。到着40分前くらいで、到着と腹具合がマッチしないなーなどと考えていた。ふと、たら汁のことを思い出した。夏にバイク旅してる時に知人から勧められていた栄食堂というのがあったなと。流石に夏の盛りでたら汁ってのもなーと、その時は通り過ぎてしまった。寒くなったらまた来ようと。
いいタイミングじゃないか、ということで上越から少し足を伸ばして新潟富山の県境付近まで、たら汁を食べに行くことにした。
夏に通ったルートだなーと、JR市振駅を横目に見ながら栄食堂に到着。お勧めされた店だが、王道中の王道のお店なのだと思う。それにしても、この辺を走ると分かる通り、たら汁たら汁たら汁の看板・幟。いつも思うけど、共倒れしないのかな。
たら汁とチャーハン（妙にピンときた）を注文。直感通り、チャーハン美味しい。母親が作ってくれたチャーハンの味。派手じゃないけど妙に美味くて、派手じゃないからライスの代わりにもぴったり。冷蔵ケースからお刺し身。なんの魚か分からなかったけど、どちらも美味しかった。赤い方が特に美味しかったな。
たら汁って不思議なもので、言ってみれば単なるたらの味噌汁なんだけど妙に美味しい。出てきてすぐはアッツアツで、思ってるよりあっさりな感じ。少し時間が経つとコクが出るような気がするが、これは煮出されてコクがアップと言うよりは、温度がこなれて味覚的に色んな要素を感じ取れるから、の割合が多いと思う。
他にも肉うどんとか、通常メニューが気になるので、また訪れたい。お勧めですよ、栄食堂。
夕食メニューを地場のスーパーで物色する。ローカルスーパーが好きなもので。原信とウオロク。
魚系に強い両スーパーだけど、お惣菜コーナーなんかも自分の家のそばのスーパーとは違うのでワクワクしてしまう。昼に食べられなかったお寿司と惣菜をいくつか、それからせっかくなのでお酒も購入。有名中の有名所になるけど、久しぶりに雪中梅。本当に久しぶり。八海・寒梅系バブルの頃以来じゃないかな、手に取るのは。雪中梅、盛川宏のエッセイによく登場していたイメージ。氏のエッセイ（釣りバカ料理帳系のやつね）が大好きで、あれを読んで育ったもので。エッセイを思い出しながらしみじみといただこう。
ということで無事に帰宅。本日も豊かな一日だった。冬の北陸、ぜひ。
