モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

NZのワイナリーを訪問

NZはオークランドの西側、Kumeuエリアにあるウエストブルック ワイナリーを訪問。観光ではなく仕事。なので初訪問ではなく、キャッチアップ・ミーティング。今回の渡航の本題の一つ。通常は毎年少なくとも1回は来ていたのだけれど、コロナにより3,4年ぶりに。

 

ふと振り返ると訪問時は曇っているときが多かった記憶。今回は天気に愛された。

 

 

たくさんの樽。ワインが詰まって育っているところ。だいたい赤ワインが詰まってる。ピノ・ノワール、マルベック、シラー。あと白でシャルドネが少々。

 

ステンレスの醸造タンク。近代のフレッシュな白ワインが作れるようになった要因の大きな一つ、ステンレスタンク(温度管理が容易で、低温で発酵を維持できる)。でっかいタンク。高さは5メートル超。今や各国どこでも当たり前なステンレスタンクだけれど、最初の頃はNZは一日の長があったらしい。というのも酪農王国NZは牛乳の生産規模も莫大で、そのため巨大なステンレスタンク群というのがもとから身近だった故、ワイン醸造への巨大ステンレスタンク(というか大小様々のタンク)導入のハードルが他の国より格段に低かったという話もある。

 

こちらのワイナリーはぶどう畑を含む庭を自由に散策して、勝手にピクニックしてもいい感じになっている。敷物をひいて、お弁当(西洋なのでお弁当って感じじゃないけど)広げて、セラードアで冷えたワインを買ってきて(グラスも貸してくれる)楽しむということができて、非常に豊か。最近は週末オンリーでピザやおつまみプラッターの提供もして、軽いレストランのような感じで食べるところもオープンしている(夏は毎日やってるぽい)。

 

 

メインのワイン醸造家(日本酒で言えば杜氏さん)、ジェームスと倉庫でテイスティングしながらここ数年の全般的な状況とワインそのものと、随分と長く話し込んでもらった。ワインじゃない世間話的なところで、とても共感できる話ができて、それだけで今回の渡航は価値のあるものだった。曰く「まず自分がいつもハッピーに振る舞う。そうすることで相手もハッピーに巻き込み、それがどんどん伝搬し、みんなハッピーになって、世界全部ハッピーになる(美味しいワイン飲めばハッピーになるし)」、すごくざっくり意訳・要約するとそんな感じのことを言っていた。非常にNZっぽいし、とても共感できる。

 

海外が手軽になったとはいえ、物理的に9000kmも離れているNZに来るということは、やはりそれなりに大変で、だから、みんなに来てもらいたいけれども厳しいだろうから、紹介ムービーのようなものを撮影したので、ぜひ見てもらって雰囲気だけでも感じてもらえれば幸い(3分ほど)。

https://youtu.be/1tarWFl1eZk