モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

NZ滞在中の食事たち01

今回の滞在、3週間中、ほぼ自炊する機会がなかった。友人宅に滞在で、家にいる時は基本食事が出てきた。料理する身としては自炊もしたいのだけれど、まあ出先だからそれは贅沢というもの。ご飯が出てくるなんて大変ありがたいお話。感謝感謝。

 

その他、外出時はいろいろ外食で。よくNZはどんな料理がでるの?って聞かれるけれど、一言で答えるのはなかなか難しい。移民国家なので、非常に多種多様な人種がひしめいている。なので市街地では本当にいろんな国の料理を手にすることができる。基本は英国系の国なので、昔は本当に味覚の砂漠じゃないけれど、マッシュポテトにソーセージに豆、のようなイメージだったけど、今はむしろそういう食事に出会うほうが難しいんじゃないかな。

 

あと、マオリ文化推しのNZなので、観光的な意味合いでは「ハンギ」というマオリの食事文化というか調理法というかがある。火山の地熱を利用、地面に穴をほったらそれが蒸釜になるという感じで、そこにじゃがいもや人参、鶏なんかを入れて蒸して食べる、みたいなやつ。ただ、これも、みんながやってるかというと、マオリショーをやっているところでセットになっている食事、という感じで全く一般的ではない。歴史的にマオリを先人とし、その伝統文化という意味では元祖「NZ」料理といえなくもないけど、そういうことを聞かれてるわけでもないし。

 

そんな中でも、トラディショナルな英国系NZのファストフード・ジャンクフード、まず、ミートパイ。ミンスパイとステイクパイとが一般的だろうか。ミンスパイはひき肉、ステイクパイはゴロっとしたステーキ(とは程遠い?)肉、それらをグレービーソースでグチャッと煮込んだ具材を詰めたパイ。どんな小さな街でもあるベーカリー&フィッシンチップ屋、ガソリンスタンド、カフェなど色んなところで買える。あと、スーパーの日配や冷凍にもある。自分のお気に入りはステイク&チーズ。

 

 

それから、もう一つトラディショナル、フィッシンチップ。フィッシンチップ屋は揚げ物屋なので、他にもいろいろズラーッと揚げ物のメニューが長いのが普通。ナゲットとか、ソーセージ、オイスター、あと最近は冷食で中華とかインドの食べ物もたくさんあるから、揚餃子、揚げ春巻き、カレー風味の揚げ物とか。それから、バーガーを売っているのも普通。今回は、フィッシュ(スナッパー=鯛)、チップス、それからチーズバーガー。友人おすすめの店だけに、揚げ加減が抜群。バーガーももっとジャンクをイメージしていたけど、めちゃくちゃフレッシュ。出てくるものの質は、店により本当に千差万別。

 

 

パイもフィッシンチップも、昔は「安くてカロリードカッと摂れる、腹膨れる」食事の代表だったけど、随分と洒落て、そして高いものになってきた。全体的に物価の高騰がすごいんだけれど、元が安かったものはなんとなく感じるギャップがすごい。ともあれ、トラディショナルを満喫!

 

そうそう、昔は安かったシリーズだと、20年前は牛タンがヤバかった。まるまる1本、3ドル。当時のレートだと1本180円くらい。若くて金のない時だからめちゃくちゃお世話になった。その後、日本の牛タン需要にこの手つかず?の地も発見されて、10年くらいまえで、キロ20ドルくらいだったかな?そして全く精査してない、個人の感想だが、今は、多分、もう国内では売らないんじゃないかな。対外の方が断然高値だろうしね。

 

長くなったので、続きはまた次回へ。