モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

歳を取ると古典や歴史が好きになる

歳を取ると古典や歴史が面白くなったりって話をよく聞くけれど、ほんとにそうだなと実感する今日このごろ(今日このごろ=ここ数年)。

 

百人一首の歌なんかも凄く心にしみる。中学の頃って学校によるけど、多くの学校で百人一首大会が催されると思う(うちはあった。周りに聞いてもみんなあったって)。その時はほんとにカルタ取り程度で、歌そのものに興味もなく、覚えもせず(というか覚えられないよね、丸暗記では)。それでも数首は音の響きの良さで覚えていたり。ここ数年でなんとなく、あの歌って意味はどうだったのかな?なんて思って古い資料集?百人一首の解説冊子を引っ張り出してきて読んで見る。そうして、意味を知り、当時に思いを馳せると急に興味が出てきて、自然と好きな歌が増えて、結果覚えていく。

 

歴史の方も、すごく好きになった。きっかけは「コテンラジオ(COTEN RADIO)」。今や押しも押されぬトップポッドキャスト、あるいは「コテン」という分野・文化になったけれども。ご存知ない方はぜひ聞いてみてください。歴史の話そのものもだし、歴史へのアプローチの仕方とか色々ハマる人にはハマる番組だと思う。一番最初は手探り感があるので、こなれてきた「諸葛亮の回」あたりから、まずはスタートするのが良いんじゃないかな(それにほら、題材として「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」的題材だし)。

 

で、歴史も好きになって、そうすると日本の歴史の中ではよく出るワード「遣唐使・遣隋使」。そして百人一首、交差点は阿倍仲麻呂。遣唐した阿倍仲麻呂が日本の故郷に思いを馳せて歌った一首がとても好き(意訳?みたいのはググってみてください。私の拙い解説よりも)。

  • 天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

そして、阿倍仲麻呂はとうとう日本に帰ることはなく唐で亡くなったと聞くと、涙腺が緩んでしまう(とても優秀な人で、唐でも大変気に入られ、重用され、帰らないでくれと懇願されての結果なので、それはそれで、本人としても満足だったとは思う)。

 

あと、バイクで旅してて、凄く小さな城址とかがあってもつい気になってしまう。どんなに小さな城址でもそこにはなにかしかのストーリーがあるし、ありがたいことにググるとだいたいちゃんと、ストーリーが出てくる。

 

古典・歴史・旅が程よく絡んできていろいろ楽しい今日このごろという話でした。