モカシンテレグラフ

日記・雑記 料理とバイク旅の話が多め。NZ思い出話も時々

2024 GO/ST TripleBeach その1

さて、今年も始まったGO/ST、第一弾はTripleBeach、チバラキエリア。春先ということで道路コンディション(凍結・降雪等)も加味すると、やはりこのあたりに落ち着くのだろう。(GO/STとは主にスマホを使用してGPS位置情報を用いて行うミステリーツアー的ツーリングイベント。バイクに限定されていない。自転車、車の参加も多数。徒歩・公共交通機関利用等なんでもあり。詳しくは公式を。あるいは木村さんの記事とか

 

当初は平日5日間を使って気ままに走って、見学したい施設をしっかりと見学して、なんて思っていたのだけれども、春先の天気。直前までいい予報だったのが突如、週の真ん中あたりが雨予報に… 雨の中では全くつまらないので(雨の中でも大はしゃぎで楽しめるほど、もう若くない)予定変更。日曜に軽く様子見の日帰り&週後半2日間くらいを利用して走ってきた。

 

自分はチェックポイント(CP)イヌスタートのR回り。イヌは上総国一之宮 玉前神社だった。朝イチ6時過ぎに到着、GO/ST開始。幸先よく、さっそくエンカウント。同じくIスタートR回りの方だった(でも結局、最後までエンカウントはこの方だけだった)。安全を祈願してスタート。

 

 

本来、土日祝は運転しないことにしている。渋滞が嫌なのと、サンデーさん回避のため(まだ死にたくない)。かなり頑なに運転しないのだが、今日は日程的にしかたなく。でも、早朝時間は空いているので快適にツーリングを楽しみ、CPいくつかこなす。

 

山武市の浪切不動院。昔々は、このすぐ下までが海岸線で、この櫓?から海を見るのが風流だったとか。それはそれは贅沢でしょう。羨ましい。

 

マンモス、飛行場。飛行場で魚肉ソーセージとせんべいをかじりながら休憩。飛行機がエンジンを掛けて陸上を移動している。しばらく待ったが飛ぶ気配がなさそうなので出発。その後、飛行場脇を走っていたら、離陸していった。あとちょっと休憩していたら、滑走路を疾走する飛行機が見れたのに、残念…

 

 

これでお昼すぎとなり、帰りの交通状況を加味すると、美味しい時間は十分走ったので(というか、美味しい時間だけ走った。贅沢)帰路につくことにする。早い時間での離脱でスムーズに帰れた。

 

数日あけて、仕切り直して再開。まずは未明から再開の龍ヶ崎飛行場へ。昨晩あがった雨だが、路面はところどころ濡れている。まあそのうち乾くだろうと思っていたら、スクリーンやシールドに雨滴が… おかしいな。とはいえ、お昼前後には晴れるだろうし、かまわず進む。

 

霞ヶ浦に出て、廃線の名残レール。不思議?シュール?いつ頃の線なのか、旅客か貨物か、どこからどこまで、どんな人がどんな思いでこの鉄道に関わっていたのだろうか。こんなレール一つとっても、いろいろなことに思い馳せられて楽しい。

 

 

次のチェックポイント前に見学しておきたい場所があるので霞ヶ浦沿いを移動していたら突如謎の穴がたくさん。思わず2度見して、Uターンして、じっくりと眺めてみた。とても興味深い。カキ化石床というらしい。

 

 

そして、今回の一番の目的地。阿見町 予科練平和記念館。以前に零戦(模型)を前に記念撮影はしたけれど時間の関係で見学はせずだったのだけれど、今日はじっくり見学。予科練という、太平洋戦争中の軍に配属される前の訓練学校の様子がいろいろ展示されている。憧れの予科練に入れた若者たちの手紙、特攻に選ばれ出撃直前に書かれた手紙、特攻に関しての解説映像、と非常に胸に来る内容。特攻前の手紙は涙でちゃんと読めない。それから、辛く暗いトピックの解説映像が、「これらを胸に我々は平和を考えないといけません」というアップな感じで終わるかと思いきや、最後にモールス信号での締めくくり。これも不謹慎な言い方かもしれないが非常にずるい。愕然としてやっぱり涙が止まらない。ぜひ、機会があれば見学していただきたい。ただ見学ではなく、当時、前途の明るい、無限の可能性に満ちた若者たちがこの状況にあったのかということをしっかりと想像して見学して欲しい。


こうやって皆が戦争の悲惨さを考えて平和へ向かう、という目的でこういう記念館や展示は存在していると思う。これまた不謹慎と言われると思うけれども、しかし、どれだけ我々末端が戦争は悲惨だと認識しても、(広義での)末端と上層の間にはあらゆる物・点で乖離があるから、ここで投げられた思いの石は戦争を決定する層にはまず届かないと思っている(そもそも展示を見るまでもなく、戦争をしたいと自分は思わないし)。銀英伝ジェシカ・エドワーズの「あなたはどこにいます?」的なね。「戦争反対、恒久的な平和を!」はもちろん、とても大事だけど、一旦それを抜きにして、ただただ丸裸の純感情のもとで、当時の若者の置かれた立場を想像して欲しいと、そのほうがむしろ失礼に当たらないのではないか、と個人的には思う。

 

さて、平和記念公園をあとにして山を登り、砂利道を走り、カニ汁を食べる。素晴らしい見晴らしのパラグライダー場。カニ汁は大洗のかに弥さん。かにめしも食べたかったんだけど、腹具合と時間がうまくマッチせずで、次回へ。この辺が次の行き先がわからないツーリングだけに、昼と行きたいところを合わせづらくもどかしい。

 

 

 

こんなところでDay1を終えて、定宿に。快活のひたちなか店。この日は部屋選択をミスってしまった。ほぼ使う必要がないけれど強いて言えばHDMIモニタ欲しいかなと思ってゲーミングを選んだけれど、立地的にカラオケの重低音が終始響いてくる部屋であまり良く寝れなかった。しかも、関東圏は料金が高かった。個室12時間3300円までだろうと思っていたら4150円だった。これなら別の定宿、東横INNか、あるいはチバラキ(あと栃木)にふんだんにあるR9シリーズにすればよかったと後悔。

 

全日程をさらっと書くつもりが、長くなってしまったので、次回に続く。